「カーサ・ガラリーナ」にお引っ越ししました


by galarina
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カテゴリ:映画(は行)( 113 )

「余裕でかます自虐の面白さ」
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説教ぶっこいたり、世界を憂いたり、そういうアニメって本当に苦手。それに最近映画館で、ぽ~にょ、ぽにょ、ぽにょって声を聞くと背筋が「さぶっ」ってなるんですけど、そういう人でなしは私だけなんでしょうか。

さて、この鷹の爪団。TOHO系のシネコンで予告前にお目にかかって以来、このユルユルムードの面白さが気になって、気になって、ついに映画を見てしまいました。FLASHアニメだから低予算。まさにアイデアとセンスで勝負しているところがすばらしい。この面白さの元って、徹底的な自虐なんですね。

予算がないという自虐と、世界征服という野望の前に何をやってもダメな総統の自虐。つまり、作り手もストーリィ中の人物も「俺らはダメダメだぁ~」って言いっぱなしなワケです。ところが、ダメな割には余裕しゃくしゃくのムードが漂っています。駄目なヤツのひがみやねたみを第三者が見て爆笑できる。それは、紛れもなく笑い飛ばせる余裕が作り手にも観ている側にもなくてもダメで、非常に高度なコメディではないかと思ってしまいました。

本編に集中したい作品ならば、予算ゲージの上昇と降下なんて、邪魔になってしょうがないですよ。もし、これが他の作品についてたら、どうです?絶対気が散りますって。この作り手側の勝手な事情が、本編アニメにもきちんと溶け込んでいて破綻していない、ということも凄いなあと思うわけです。

各種有名映画のパロディってのは、文字通り大人の映画ファンへのサービス。そして終盤、予算がなくなり効果音も出せなくて、口で「ババーン」とか言いながら戦うシーンでは小学生の息子が腹を抱えて大爆笑。大人のツボにも子どものツボにもしっかりハマる。これは侮れません。
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by galarina | 2008-07-18 18:14 | 映画(は行)

ハーヴェイ・ミルク

1984年/アメリカ 監督/ロバート・エプスタイン リチャード・シュミーセン

「これもまた、銃社会アメリカの一面」
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ゲイやマイノリティの差別撤廃に尽力したサンフランシスコの市政執行委員ハーヴェイ・ミルク。彼の命はひとりの白人同僚議員によって奪われる。ゲイという差別の元の殺人、その事実に身もよじれる哀しさがあふれるドキュメンタリーかと思えばさにあらず。これは、「ボウリング・フォー・コロンバイン」同様、アメリカの銃社会の悲劇とも捉えられる作品ではないだろうか。

関係者のインタビューを元に事実ベースで進行する物語。観客に感傷的な気分やゲイ差別者への嫌悪を抱かせるような小細工は一切なく、淡々と進む。しかし、彼が初当選した1977年以降、つまり今から30年ほど前のアメリカのゲイを取り巻く環境がどのようなものであったのか、初めて知る事実が多く、とても勉強になった。そして、彼はゲイだけではなく、中国人コミュニティなど、マイノリティの人権のために戦い、法案作りに精を出す。その彼の行動力は、ゲイだけではなく多くの人々の信頼を得るように。つまり、ハーヴェイ・ミルクはひとりの政治家として大衆の支持を受けていたのだ。そんな彼が凶弾に倒れる。実にあっけなく。

そして、その後の裁判では犯人であるダン・ホワイトに同情票が集まり7年8ヶ月というあまりに軽い刑が言い渡される。大衆から指示を得ていた市議と市長があっと言う間に射殺されてこの世を去るということ。そして、白人で固められた陪審員が白人優位の評決を出すと言うこと。本作はゲイの活動家の偉大さにスポットをあてつつ、アメリカの歪みを「銃」と「陪審員制度」という実にアメリカ的なテーマで鋭くえぐっている。

現在、ガス・ヴァン・サントがハーヴェイ・ミルクの映画を撮影中だとか。ミルクを演じるのは、ショーン・ペン。どんな作品になるのか、とても楽しみだ。
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by galarina | 2008-06-29 23:26 | 映画(は行)

パンズ・ラビリンス

2006年/メキシコ・スペイン・アメリカ 監督/ギレルモ・デル・トロ

「これこそ、ダーク・ファンタジーの名にふさわしい」

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ハリー・ポッターやダレン・シャンなど、昨今ダークファンタジーと呼ばれるものが多いが、本作は子供向けではない、と言うことを差し引いても、結末のあまりの残酷さに、これぞ真の「ダーク・ファンタジー」だと感動した。オフェリアが夢見たラビリンスの女王が母親であったのを見るに、全ては恐怖の海に漂う娘が描いた幻想、いや幻想というオブラートに包んだ言葉などではなく、幻覚だったのではないかと思わせるエンディング。年端も行かぬ少女を恐怖のどん底まで叩きのめし、狂わせてしまう。なんと、恐ろしい作品か。

パン(牧神)とは、西洋の神話によく出てくる神らしいが、彼が何のシンボルでどのような役割を果たしているのか、私は知らない。この作品を通じて見るパンは、その容貌も醜く、王女を座に導くものとしては、あまりに居丈高である。全くもって好ましくない。もし、これが少女の幻想ならば、その世界はもっと美しく雅で、心の逃げ場として描かれるであろう。しかし、パンは一方的に彼女を脅かす存在であり、過酷な試練を乗り越えねばならないという展開が、まさしく幻覚ではないかと思わせるのだ。

何度も流産しそうになるオフェリアの母の血を始め、そこかしこで血を流す人々。オフェリアが直面する現実世界の描写もすさまじい。目を背けたくなる暴力シーンの中に人間のエゴイズムと戦争の狂気が宿る。現実も悪夢、そしてラビリンスを目指す道も悪夢。しかし、スクリーンから全く目が離せない。悪夢だからこそ発せられる、蠱惑の世界。毒だとわかっていても、その鮮やかな色合いについ人々が手を伸ばしてしまう毒キノコのように。
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by galarina | 2008-06-21 22:17 | 映画(は行)

僕のピアノコンチェルト

2006年/スイス 監督/フレディ・M・ムーラー

「どんな人にもお勧めできる秀作」
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こんなに良心的な佳作に出会ったのは久しぶりな気がします。視点が実に客観的。全くべったりしていないのです。それがとても見ていて心地いい。子育ての佳作でちょっと突き放した見せ方、韓国映画の「マラソン」を思い浮かべました。

わざと転落して事故に見せかけるその後の展開がとてもユーモラスで軽やかなのがいいのです。苦悩の末の決断と言う重苦しさはほとんどなく、まるで親を困らせたいためのイタズラのようにすら感じられます。本当は事態は深刻なんですけどね。おじいちゃんちの山小屋で伸び伸びと過ごすヴィトス。でも持って生まれた才能を封じ込めておくのもいかがなものか?と言う思いが頭をよぎります。また「普通で元気な子ども」と言われて、肩を落とす母親。このシーンも同じ。親の存在、子育ての在り方を観客に問うています。しかし、そのどれもがさりげないやり方なのがいいのです。

ずば抜けたIQを利用して株式市場で一攫千金。確かに、現実離れした展開かもしれません。でも、いいじゃないですか、これくらいのファンタジー。あまりにヴィトスとおじいちゃんが楽しそうなので、見ているこちらもウキウキさせられました。ヴィトスを演じたテオ・ゲオルギューくん。9歳にして天才ピアニストと言わしめた実力とのこと。いわば、本物が演じているわけですから、説得力があります。そして、ブルーノ・ガンツがいいですね。大金が転がり込んでも、雨漏りは自分で直す。男はそうですとも。「決心がつかなければ、大事な物を手放してみることだ」いいセリフです。ピアノと飛行機という意外性のある対比も素敵です。見終わって、本当に温かい気持ちになりました。じわーんと来ますよ、大プッシュします。
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by galarina | 2008-06-20 23:38 | 映画(は行)
2007年/アメリカ 監督/ティム・ストーリー

「この次も一緒なら、見ない」
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梅雨のシーズン。外で遊んできなさい!とも言えない雨の日曜日。「おかあさん、ヒマやわぁ」と子どもがごねた時に格好の1品。何も考えなくていい!結構笑える!そして、サクッっと終わる!と三拍子揃った作品。

原作では有名、人気のあるキャラと言うシルバーサーファー。んなこと、全く知らない人間にとっては、宇宙からやってきた生命体が、なんで、サーファーやねん!?アメリカ人のセンスは、わからん…と首を傾げるばかり。しかも、エネルギー源はサーフボードにあるから、切り離せばいいのだ!だってさあ。このぶっ飛んだアイデアがいかにもアメコミって感じ。互いのスーパーパワーが入れ替わるって現象もよく考えるとなんか変。

リードは天才科学者と言う設定なのに、ちゃんと科学的な検証をしているようで全然してない!これが、かなり笑える。ご都合主義的展開と言うよりも、まじでこれは中学生が本を書いているのでは?というヌケっぷりですが、大人だから笑って許してあげる。しかし、パート3がもし出たら、借りるかと言うと微妙。ジェシカ・アルバ頼みではない、別の大きな吸引力が必要じゃないかな。物語性にそれを求めるのは本シリーズでは無理そうなので、新しいメンバーが入るなど、根本的なところで物語を揺り動かさないと、毎回敵が違うだけじゃ、もうたぶん見ないなあ。最近の小学生も目が肥えてますからね。そう毎回食い付いてはくれませんよ。
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by galarina | 2008-06-16 18:42 | 映画(は行)

ビデオドローム

1983年/カナダ 監督/デビッド・クローネンバーグ

「モラルを吹っ飛ばす気味悪さの面白さ」

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殺人フィルム、幻覚、マインドコントロールと、飛び道具てんこ盛りのカルトムービー。ビデオばっかり見てたら、現実と幻覚が曖昧になってしまうというモチーフは、今見ても十分にリアリティがあって面白い。例えば、リングのビデオは、ビデオに貞子の怨念が焼き付いていてそれを見ることで体内にウィルスのようなものが発生して、最終的には心臓麻痺を起こさせるって言うロジックがあったけど、これはそういう理屈は全然ない。今こういう映画を作ろうとすると、現象についてもっと理論や理屈をこねくりつけるでしょうね。

でも、お腹がいきなり裂けたり、画面から唇がびよよ~んと飛び出したり。こういうグロい描写が面白くて「なんじゃ、こりゃ~」とのけぞりながらすっかりクローネンバーグのやりたい放題に乗せられてしまう。スナッフフィルムが題材だから、ほんとは楽しんじゃいけないとか、私の中の小さなモラルが叫んだりするんだけど、抗えない。手と拳銃が一体化する描写なんて、気持ち悪いことこの上ないけど、このメカ+グロの映像のオリジナリティはすごい。

生命体としての命は途絶えても、ビデオの世界で永遠の命が与えられる。ビデオをのぞき込んでいた人間がビデオに出演する側に廻り、と延々と続くビデオドロームの世界は、まるで、合わせ鏡の連続空間のよう。こちらの世界とあちらの世界がだんだん曖昧となってくる様子を見ているに、観客もビデオドロームに毒された気分になってしまう。鑑賞後このままベッドに入ったら、悪夢を見そうな余韻が残る怪作。
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by galarina | 2008-06-13 15:05 | 映画(は行)

パビリオン山椒魚

2006年/日本 監督/冨永昌敬

「あんまりつまらないので、ビックリした」
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あんまりつまらなくてビックリしました。オダギリくんと香椎由宇の馴れ初め映画ということで、しょーがねーなあ、やっぱ見なきゃダメかぁ~と自問自答しつつ観賞。ここまでつまらないと、この2人の行く末すら心配になってきました。

これは、鈴木清順を今っぽくアレンジした感じでしょうか。テイストとしては決して嫌いじゃないです。ただ、どうにもこうにもノリが中途半端です。はっとさせる映像美があるわけでもなし、内輪ノリでとことん盛り上がっているわけでもなし。また、光石研や麻生祐未など妙にこなれた俳優陣ばかり配しているのが、完全に裏目に出てしまった気がします。高田純次も悪くないですが、やはり狙いすぎのキャスティングでさぶい。何が悲しいって「ハイ、ドーンッ!」のオダジョーの空回りっぷりです。あなたがテンション高い役をするのは、とても無理があります。もう、日本の小品はいったん休憩して、どんどん海外作品に出てください。

だいたい評判を漏れ聞いていたので、こんなものかなとは思っていました。むしろ、残念だったのが音楽面。ジャズミュージシャン、菊地成孔の音楽は結構好きなものですから、期待していました。恐らくこれ、サントラだけ聞いたらなかなかにCOOLな感じじゃないかと思います。が、いかんせん作品と合わせると、1+1=3になるどころか、0になってる。ちょっと音楽が頭良すぎますね。もっと、グルーブ感出して映画を引っ張るくらいでも良かった。BGMとしての映画音楽にこだわりすぎたんでしょうか。つまんないのに、スカした音楽かけてんじゃねーよ、なんて気持ちになったりして。菊地さん、すいません。映画音楽は難しいですね。
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by galarina | 2008-06-03 00:20 | 映画(は行)

ブラックブック

2006年/オランダ・ドイツ・イギリス・ベルギー 監督/ポール・ヴァーホーヴェン

「押し出し相撲」
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面白い作品ではあるんだけど、女スパイものとしては、ある程度予測できる展開なのね、仲間の裏切りも含めて。そこに、観客の心を裏切ったり、スカしたりという「引っかかり」があまりなくて、怒濤の人生の割にはスーッと最後まで見れちゃう。。「ブラックブック」の存在そのものにも、もっとビックリなオチがあると思ってたし。確かに同士の目の前で堂々と下の毛を染めちゃったり、頭から糞尿をぶっかけられちゃったりするシーンには驚かされます。しかし、これもまた、最初から提示される主演女優カリス・ファン・ハウテンのタフさを考えれば、期待通りなわけです。同じ女スパイものでも先日見た「ラスト、コーション」の心理描写のすばらしさには、数段見劣りしてしまう。それは、観客である私自身のアジア人としてのメンタリティも多分に影響しているのかも知れませんが。

ただ、第二次世界大戦においてオランダがどういう状態だったか、ということについては恥ずかしながら何も知らなかったので、とても勉強になりました。

「善き人のためのソナタ」で作曲家を演じていたセバスチャン・コッホが、ナチスの将校役ですが、なかなか色気のあるいい男。ナチの男と愛人関係なんて言うと、「愛の嵐」のような淫靡な世界をイメージしてしまう私。この作品では、その期待も裏切られてしまいます。もちろん、ナチズムの中に倒錯美を入れ込むことは、ナチズムそのもののイメージアップに成りかねないので、描く側としてはそこを避けたとしても当然。ただ、愛してはならぬ男を愛してしまった女の苦悩があまり見えてこないのです。カリス・ファン・ハウテンの体当たりっぷりで一気に押しまくられた感じ。でも、安住の地に落ち着いたわけではないことを示唆させるラストシーンはとてもいい。最後の最後に女スパイの運命の悲哀が見えました。
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by galarina | 2008-04-14 11:06 | 映画(は行)

果てしなき欲望

1958年/日本 監督/今村昌平

「万国共通、穴掘り映画って、面白い」
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戦時中に埋めておいたモルヒネを掘り当てて一攫千金を狙う4人組。どいつもこいつもひと癖あって、腹の中のさぐりあい、化かし合い。人情喜劇のドタバタコメディかと思えば、さらにあらず。それぞれの人物の正体は一体何かというミステリと、一人ひとり殺されていくサスペンスがうまくミックスされて、穴掘り作業が進むほどに結末が楽しみな展開になっていく。

ファム・ファタールを演じる渡辺美佐子がとてもセクシー。戦後のドサクサ期の勝ち気なオンナっていうのは、本当にバイタリティがあって、その生命力がそのままセックス・アピールに繋がっているのよね。とても、わかりやすい。着物からちらりとのぞく生足に男どもが生唾ごくり。西村晃、殿山泰司、長門弘之など常連メンバーの演技も冴えてます。

嵐の中を渡辺美佐子がずぶ濡れになって壊れた橋の欄干を逃げまどうクライマックスは、なかなかの迫力。そして、誰もいなくなって、たった1本残ったモルヒネを烏がかっさらっていく。ニクい締め方ですね。物語の構成、緩急の付け方、キャラの際だち方、全てに監督の手腕が光る1本だと思います。
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by galarina | 2008-04-13 23:00 | 映画(は行)

犯人に告ぐ

2007年/日本 監督/瀧本智行

「うねり足らず」
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最近、この手の作品って、どこを基準に評価していいのか、正直わからなくなってきています。「火サス」よりはまし、とバッサリ切り捨てることもできるし、サスペンスとしてそこそこ楽しめます、と言うこともできる。結局、最近の「警察もの」で映画としての醍醐味を出すのは、意外と難しいんでしょうね。とりあえず犯人(対象としての悪)があって、最終的につかまれば物語としてのカタルシスは、あるわけです。しかし、昨今のミステリー小説っつーのは、家族とか組織の人間関係における人間ドラマをやたらと盛り込んでいるわけで、ある意味そのことによって「犯人を捕まえる」という物語の求心性は失われるわけです。

この作品の場合、その対象としての悪を犯人ではなく、「植草」というエリート官僚に向けていて、そこはなかなかに面白いところです。しかしながら、その対立が弱いわけです。振られたオンナの胸くらいでクラクラきちゃってリークするなんて。植草は、スターになっていく巻島に嫉妬しているんですが、男の嫉妬は醜いです。カッコ悪いです。そこんところをもっととことんやっちゃっても良かったんじゃないでしょうか。植草を演じている小澤征悦がすごくいいです。口角をあげてリップクリームを塗り塗りするシーンなんて気持ち悪くて。彼のおかげで作品が引き締まっていると言えるほど。だから余計にもったいないんだなあ。

この「組織内人間ドラマ」と「テレビで犯人に話しかけるというセンセーショナルな捜査」の2本の軸がうまく融合せずに終わってしまった感じです。おそらく原作では深い人間描写によって、1本のうねりになっているんでしょう。観客は犯人逮捕へ感情を高めればいいのか、植草の横やりを見守ればいいのか、どっちつかずのまま放り出されるような感覚。

で、意外とあっけなく犯人が逮捕されるんですね。しかも、逮捕の瞬間は描写されない。こういうスカし方って言うのは、好きです。しかも、一瞬だけ映る犯人役の俳優(ネタバレなので記名を避けますね)が、とてもすばらしい存在感を放ちます。さすがだね。彼のこの不穏さと言うのが、逮捕の描写がない物足りなさを補っている。笹野高史も非常にいいし、脇役のきらめきが印象深いです。

で。主役の豊川悦司ですが、これはもうファン目線なのでなんとも…(笑)。いつもより足の長さは目立ってません。ゴム草履も履いてません。キスシーンもありません。ん、でもラストのベッドに横たわる横顔を見ていると添い寝したくなりました。…すいません。
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by galarina | 2008-04-09 23:04 | 映画(は行)