「カーサ・ガラリーナ」にお引っ越ししました


by galarina
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カテゴリ:映画(あ行)( 68 )

インファナル・アフェア

2002年/香港 監督/アンドリュー・ラウ

「トニー・レオンのやさぐれ具合がたまんない」


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マフィア組員のラウ(アンディ・ラウ)は、香港警察へ入隊し、内部情報を流す潜入員となる。また警察官のヤン(トニー・レオン)は、マフィアの潜入捜査のため、マフィアの一員になる。10年後、ラウは内部調査課長に昇進し、ヤンは、長年の潜入捜査に疲れきっていた。ある夜、大きな麻薬取引の際、組織と警察は互いに情報漏れに気付き、警察はラウに、組織はヤンに、それぞれ内通者を探すよう命じる。やがて2人の距離は、少しづつ縮まっていく…。

前々から見たかった作品。ついに観賞。いやあ、面白かった!ヤクザの一員がもぐりで警察官になってのし上がり、片や警察官が潜入捜査でヤクザに潜り込む。自己を消して組織のために尽くす男同士。役割は同じでも、立場は180度違うふたりの駆け引き。そして、互いの境遇にシンパシーも感じ、敵ながらひかれあう男たち。アンディ・ラウとトニー・レオンの対決はとても見応えありました。

ほんとはマフィアのアンディ・ラウがきりりとしていて、警官のトニー・レオンがやさぐれ男という対比も実にうまく出ている。特にトニー・レオンのしなびれ具合が母性本能をくすぐるなあ(笑)。

麻薬の取引だとか、警察内部調査だとか、物語の伏線となるストーリーは有れども、ここに対した仕掛けやひねりはない。ストーリーは至ってシンプル。それが何より楽しめた原因だと思う。「警官がマフィアになりすまし」「マフィアが警官になりすましている」というエックス構造そのものが引き起こすスリリングな展開のみに集中し、余計なラブストーリーも一切なし。他のことを考えなくていいので、見ていてとてもラク。

また、銃撃戦や爆発、カーチェイスなどのアクションシーンもとても抑えた演出。物語が物語だけに警察の突入シーンや麻薬の駆け引きシーンはもっとドンパチできるはず。でも、敢えてそうしていないのがとてもいい。

演出も、爆発物も、物語も、「てんこ盛りにしない」ことが、これほど見ていて気持ちよいとは。過剰でない分、ふたりの俳優の演技がとても際だっていた。ハリウッド版もバカスカ爆弾飛ばさず男と男の対決をスリリングに描いているものであることを願う。


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by galarina | 2006-10-26 22:44 | 映画(あ行)

アモーレス・ペロス

1999年/メキシコ  監督/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

「あの彼女役はないよなあ」
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熱い、熱いよ。「トラフィック」の時も感じたけど、メキシコの風景および人々の熱情って、日本人から見るとホント異文化に感じる。熱気を感じます。熱風という方が正しいか。今、アメリカやヨーロッパの街並みを見てもなんとも思わないもんね、身近すぎて。

今作は3つの物語が同時進行し、交通事故をきっかけにそれぞれの物語が交錯する。こういう手法の見せ方は、お互いの話がつながるまでちょっとイライラしたりするんだけども、この作品は、最初の物語「兄嫁に恋する男」がとても面白くてぐいぐい引き込まれる。演じるのは、ガエル・ガルシア・ベルナル。兄嫁と逃亡するために闘犬に手を伸ばし、どんどん危ない世界へ足を踏み入れる青年をパワフルに演じてる。まあ、コイツがもの凄く積極的なんだ。で、恋する兄嫁が「なんでこの女なの?」ってくらいイカつい。美人じゃないってのも、それがそれで味なんだな。

アモーレス・ペロスとは「犬のような愛」だって。なるほど、見返りも期待せず、相手を愛して、愛して、愛し抜いた3つの物語。そして、いずれもその愛は報われはしない。ストーリーだけ見れば悲劇なんだけども、見終わった後は気持ちが沈むかと言えばそんなことは全くない。己の愛を全うするために全身全霊で生き抜いた人々の姿は、むしろ潔い。

暴力シーンや出血シーンも多いけれど、眉をひそめるような感情には陥らない。暴力を全肯定はしないが、これらのシーンを通じて人生を全力疾走で駆け抜ける生き様がよりリアルに我々にせまってくる。メキシコの街を走り抜けるようなドキュメンタリー風のカメラワークもかっこいい。

3つの物語が最終的に一つのエピソードに結実するわけではない。観客をあっと言わせるような展開に敢えてせず、突き放すようにそれぞれの物語は終わる。それは、大人だけが味わえるビターな結末。お子ちゃまのワタシは、3つの物語をつなげてあっと言わせて欲しかった、と甘い味を求めてしまうのだった。
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by galarina | 2006-10-24 22:07 | 映画(あ行)

海を見る

1996年/フランス 監督/フランソワ・オゾン

「ぼんやりしてると毒盛られるよ」
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私がオゾンを見た順番は「焼け石に水」→「まぼろし」→「海を見る」。

「焼け石に水」で、感覚的にこの監督のセンスって好きかもと思って、
「まぼろし」を公開時に観て、へえ~こういう深い作風も撮れるんだね~と感心して、
じゃあ、昔の作品も見るぞ~と思い、
「海を見る」で、ぶっ倒れた。

その後昔の作品は一通り見て、新作が出る度に見ているわけだけども衝撃度はこの作品がNO.1。

夫が仕事で出張中で赤ん坊と二人で過ごす若い主婦。そこに、庭にテントを貼らせて欲しいという若いバックパッカーの女がやってくる。夫の不在で人恋しくなった主婦は、やがてその若い女と親しくなっていくが、やがてその女はとんでもない行動に出始める…。

この家があるのは、海辺のやたらと自然が美しい場所。そこに真っ赤なテントでしょ。コントラストのキレイな映像。と、思ってみていたら、あまりのドッキリショットに何度パンチを喰らったことか。リビングのテーブルの角で自慰にふける主婦のシーンにびくっとして、極めつけはテント女がわざと残していく便器の中の汚物。やられました。まず、こんなものを堂々とカメラで撮っていいの?人様に見せてもいいの?この映画は短編なので、よけいに印象が強烈に残るんです。

構造としては、寂しい心に付け込む悪魔の所行ということなんだけども、この主婦がね、あまりにも無防備なんですよ。見ているこっちはハラハラしっぱなしで、「ダメだよ、そんな奴家に入れちゃ~」って叫んでました。

このテント女の存在は、何かのメタファーであるのは間違いない。で、それが何のメタファーなのかは、きっと観る人それぞれによって違うんだろうな。テント女は悪魔の使いなのか、それとも人間なら誰しも持つ心の暗闇といった普遍的なものを指すのか。衝撃のラストと共に「コイツは誰なんだ」という問いが頭の中をぐるぐる回る。

毒のある映画が好き、なんて気取ったこと言ってる奴に、ホントに毒盛りやがったなって感じの作品。ただね、映画って観客がいてこそ成り立つものでしょ。観客を徹底的に喜ばせるための映画作りもある一方、こんな映画撮っちゃうなんて、何とフランソワ・オゾンという男は肝が据わっているんだろう、と違った意味でほんとに感心した。この毒があまりにも強烈だったので、最近は濃度が薄いなあ、と思ったりもしてる。

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by galarina | 2006-09-12 21:59 | 映画(あ行)

イージー・ライダー

1969年/アメリカ 監督/デニス・ホッパー

「変わらないアメリカ」
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公開当時、私は2歳。無論リアルタイムで観られるわけもなく、大学生になり映画好きになってから観た。そして、再び見直してみて驚くのは、アメリカという国は今も全く変わっていない、ということ。アメリカがこれほどまでに、自由を声高に叫ぶのは、それだけ差別意識の根が深いからなんだろうと思う。全ての物事の第一に「人は誰でも自由である」と何度も何度もしつこいくらいに認め合い、お互いに牽制し合ってないと、社会がもたない。

ハーレーを乗り回し、マリファナを吸い、自由を謳歌する青年二人は、結局何の関係もない農夫に、撃ち殺される。今の言葉で言うと「ウザい」からだ。ジャック・ニコルソン演じる弁護士のジョージは言う。「アメリカ人は自由を証明するためなら殺人も平気だ。個人の自由についてはいくらでもしゃべるが、自由な奴を見るのは怖いんだ。」

この言葉は、アメリカという国が持つ不可解さを見事に捉えていると思う。自由な奴を見ると「怖い」。羨ましいとか悔しいじゃなくて「怖い」。自由を主張するくせに、いざ本当に自由な奴を観ると怖くなって攻撃する。自由という名の下の他者の排除。アメリカンニューシネマという語感からは、実に軽やかな映画を想像するけど、なんともはや暗い映画である。

もちろんハーレーを乗り回すピーター・フォンダとデニス・ホッパーのかっこよさと言ったらこの上ない。特にピーター・フォンダがバツグン。長い足にレーバンのサングラス、甘いマスクなのにニヒルな雰囲気漂わせて、チョッパーを乗りこなすヒッピー野郎。こんな奴いたら女はメロメロだね。この見た目とステッペンウルフでアメリカってかっこいい!なんて風潮が生まれたのは事実なんだろう。

しかし、自由という名の下の諍いは止むことがない。「イラクの人を自由にするため」という大義名分で行われた戦争の行方は一体どうなるのか、未だ見当が付かない。いつかまたこの映画を観た時に「アメリカもずいぶん変わったね」と言う時が果たして来るのだろうか。

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by galarina | 2006-09-06 23:24 | 映画(あ行)
2004年/日本 監督/李闘士男

なんでこんなに中途半端になってしまったんだろう。
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まず、プロレスシーンが中途半端。特にラストの対決は、映画の最高潮の盛り上がりにならなきゃいけないはずなんだけど、手に汗握るって感じじゃなかったんだな。でさ、とてもかないっこない相手に挑戦するわけでしょ?だったら、試合前の練習の日々も、もっとリアルな練習シーンにしないといけないのでは?まず、全体的にプロレスのシーンが少ないよね。もっと最初からどんどん本格的なプロレスシーン入れて欲しかったな。いったい、牛之助というのがどんなファイターなのか、ちっとも見えてこないんだよ。強いのか、弱いのか、どういう闘いをする奴なのかってのが全然わかんない。だから、おのずと最後の試合もどう応援していいか、わからない。

牛之助と息子の距離感が中途半端。もちろん、息子はオヤジを嫌っている。そんなことはわかります。男の親子が口数が少ないのはわかるとしても、息子に嫌われているという苦悩、そしてそれを打開するために無茶な挑戦をする決意みたいなのがね、なんか伝わってこないんだな。で、息子だが、この子は東京育ちでなれない大阪に越してきて内気になってる、というのはわかるんだ。ただね、オヤジとの関係性においてもっとこの子のつらさを見せてやる脚本なり、演出があったんじゃないだろうか?どうも出演者の関係性も物語一つひとつのエピソードも、ぽつんぽつんと存在していて、全体的な繋がりのなさを感じる。

何より主人公牛之助という人物があまり掴めない。別に前妻との確執や息子との関係をくどくどとセリフで伝えて欲しいわけではない。孤独なプロレスラー、息子のために命をかけるプロレスラーその切ない気持ちが、宇梶剛士からは漂ってこなかった。あと、関西弁ね。宇梶剛士だけ、どうしようもなく下手だった。南果歩は意外にも尼崎出身なんだね。どうりで板に付いてました。

この映画のたった一つの光明は、南方英二。チャンバラトリオのこのオッサン、「ビリケン」でも大いに笑わしてもらったけど、この出演陣では抜きんでて光ってる。演技なのか、ほんまもんのボケなのか。演技ならこりゃとんでもない俳優だ。孫との掛け合いはいちいち笑える。彼がいなかったら、最後まで見れなかったかも知れない。大好きならもちゃん原作なので、期待し過ぎたのがダメだったんだなあ。


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by galarina | 2006-07-31 09:34 | 映画(あ行)

オールド・ボーイ

2003年/韓国 監督/パク・チャヌク

「血沸き立つ」映画。
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流行の韓流ラブストーリーが苦手な私が、これまで「韓国映画」というくくりで韓国の映画をあまり観てこなかったことを、この作品を観てひどく後悔した。テーマは「不条理」そして「復讐」と非常に重いが、見終わった後、心が沈むかというと決してそうではなく、あの圧倒的なパワーに押された後の虚脱感がむしろ心地よいくらいだった。

主演のチェ・ミンシクがすばらしい。叫ぶ、殴る、泣く、どれを取っても自分の中のものを絞りきるような表現力で、演じているというより、全部出すという感じ。ここまで出し切れる日本の俳優っているのだろうか。まあ、日本の映画と比較することが無意味だとはわかっていてもついついしてしまう。日本の俳優はここまで映画に血を注ぐことができるんだろうか、と。

私は監禁されている部屋のインテリアなど、パク・チャヌク監督の美術センスが非常に気に入った。この監督は映画評論家をしていたようで、なるほど観客に映画をひきこませるポイントを実によく押さえていると感心した。根本的に「なぜ俺は15年も監禁されなければ行けなかったのか」という謎解きを軸にしているのがうまい。さもなければ、非常に説教くさく、心気くさい物語になるところが、しっかりエンターテイメントになっている。いかに、重要なテーマであったとしても、映画は常に観客がいてこそ成り立つもの。観客を楽しませつつ、ここまで暗く深遠なテーマをとことん描ききっているその手腕、おそるべし。

私は原作が未読なので、映画との違いについては何もわからない。が、この映画の結末は、ハッピーエンドだと思った。しかも、恐るべきハッピーエンドだ。

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by galarina | 2006-07-23 18:04 | 映画(あ行)

アメリ

2001年/フランス 監督/ジャン・ピエール・ジュネ 

「キテレツとオシャレが合体」
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日本でも大ヒットしたけど、この映画を「オシャレ」な映画として紹介するのは何か違う。だって、この映画はたいへん奇妙な人々とエピソードにあふれているから。主人公がカフェで働いていて、ちょっとひねりの効いたラブストーリー展開を「オシャレ」だと言うのならば、それは映画会社の宣伝文句に踊らされているだけなので、実に悲しい。

きっと、こういう作品をどう褒めればいいのか、フィットする言葉が見つからなかったんだと思う。ただ「オシャレ」という、言い方でまとめあげてしまうには、あまりにも毒が多い。これは、どっちかというと「キモカワイイ」が合うんじゃないの。

大体アメリが好きになる男は、駅にあるスピード写真のBOXで失敗して細かくちぎられた写真をゴミ箱から集めてはパズルのように元に戻して写真集にストックしている、という趣味の持ち主。そんなヤツ、好きになるか、フツー…。まあ、変人やね。
アメリがしかけるいたずらもいちいちひねりが効いていて、相当笑わせてくれる。また、カフェの客やアパートの住人など、アメリを取り巻く人々はもちろん、ほんのちょっとしか出てこない登場人物にもしっかりとユニークなエピソードが与えられている。しかも、それが「だから、どうした!」的くだらなさ満載(笑)。

全編に渡るこの「ひねり」が、ちょっとどぎつくて、少々変質的。がそれも、これも、みんなの幸せのため、という大前提があるから許される。もちろん、それはオドレイ・トトゥ演じるアメリが実にキュートな女性であるからというところも大きい。ホントにかわいいもんね、あんなヘアスタイル似合う人、なかなかいないよ。よく考えるとすごく変なんだけど、その変さ加減がどうでもよくなってくるほど、観ていて実にハッピーな気分になる。変質的なのに、幸せ気分という、この絶妙の融合がたまらない快感を呼び寄せてくれる映画。

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by galarina | 2006-07-11 23:30 | 映画(あ行)

ヴァイブレータ

2003年/日本 監督/廣木隆一 

「王子様がトラックに乗ってやってきた」
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痛い。痛すぎる。グサッと胸を刺された上にさらにナイフをねじ曲げられたような痛さが走る。しかし、見終わった後のこの爽快感は何だ。主人公は「もうひとりの自分の声」に悩まされている、という設定だが、これは何も精神的な病気ということでも何でもないと私は思う。女なら誰だってあるさ。自分で自分にツッコミ入れることが。とりわけ30過ぎればね。アタシ、このままでいいんかい?流されてないか?将来どうすんだ?結婚は?出産は?いつまでも若くないぞ。毎日、毎日そんな声と闘ってる。

正直、この映画は女のロマンの具現化だと思う。アルコール依存、食べ吐きを繰り返す31歳のルポライターが、ある日何かの啓示を受けたかのようにふらふらとひとりのトラック乗りのにいちゃんと一夜を過ごし、そのまま道連れにしてもらう。それは女の癒しの旅。こんなトラッカーおらんぞ、とツッコミを入れながら、見ている私も癒しの旅の同乗者に。もしかしたら、全てはこの女の妄想かも、と思ってしまうほどの夢物語。実際、冒頭とラストが同じコンビニのシーンであるが故にあながちそう考えるのも間違っていないように思える。

寺島しのぶがいいのはもちろんで、彼女の限りない「普通さ」が全ての女性観客の気持ちを主人公に同化させる。しかし、大森南朋だって最高。中卒で、ヤクザの世界にも片足つっこんでて、委託でトラック運転しているにいちゃんで、こんなに優しくて、おしゃべりがうまくて、人の話もちゃんと聞いてくれる奴なんか絶対いない!と思うんだけど、そこで引いてしまうどころか、時間が経つに連れてこの男にどんどん前のめりな私。それもこれも、大森南朋の巧さにつきると思う。ともかく、さっき目が合っただけの女が助手席に乗りこんできて、開口一番、「ようこそ」。もうこれで私はクラクラしたよ。

東京ー新潟往復間の風景も美しいし、音楽のセンスもとてもいい。運転中にトラッカーが話してくれるどうでも話も、まさにどうでもいいんだけど、見ていて飽きないし、いいシーンになってる。ほんと、全編に渡って無駄がない。

それにしても寺島しのぶの脱ぎっぷりなんて話題が先行することが、非常にもったいない。この映画はそれ以上。100%とは言わないけど、映画って「生」や「死」を扱うものでしょ。「生」を描くには「性」は不可欠なもの。そこだけ取り上げてグダグタ言うんじゃない!と言いたくなる。ただ、「こんな女はかなわねえ」「30女の妄想話に付き合わされた」という意見が、もしかしたら男性諸君からは出るのかも。なんかね、それもある意味納得。だって、それくらいせっぱ詰まってるからね。私も知り合いの男に見てもらって、ぜひこの映画の感想を聞いてみたい、と思った。これは「女の性」をそいつがどう捉えているのか、というのを客観的に判断できるベストな映画なのかも知れない。

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by galarina | 2006-07-08 20:07 | 映画(あ行)