「カーサ・ガラリーナ」にお引っ越ししました


by galarina
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ジギー・スターダスト

1973年/イギリス映画 監督/D・A・ペネベイカー

「ここに宇宙人がいます」

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「プレステージ」のボウイがあまりにステキだったもので、久しぶりに昔の彼を見てみたくなり観賞。ロックの殿堂と言われるロンドンのハマースミス・オデオンが会場ですが、ここ、YMOオタクの私としては、彼らの2度目のワールドツアー会場でもあり感慨深いものがあります。

私がボウイを知った時、既に彼は「ロックスター」ではなく「ポップスター」でした。ナイル・ロジャースがプロデュースした「レッツ・ダンス」が大ヒットし、日本でも行われたのが「シリアスムーンライト・ツアー」。当時16歳だった私もこのコンサートを観に行きましたが、あまりに妖艶で完璧にノックアウトされました。確か「チャイナ・ガール」の中盤のインスト部分でくるっと観客に背中を見せ、両腕で自分の体を抱きしめ、正面から見るとまるで女と抱き合っているかのように腰をくねらせ踊る。そのセクシーな後ろ姿は、今でもありありと思い出せます。

生のボウイを見て、いよいよこの人はただ者ではないと悟り、グラムロック時代まで彼を遡っていくことに。この作品のボウイは、そのロックスターを極めた最高潮の時のライブです。ひと目見て思いますよ。この人は人間じゃないって(笑)。まさに、宇宙人がここにいますって、感じ。「プレステージ」のボウイを見て、宇宙人みたいって思ったのは、この感覚が綿綿と私の中に残ってるからだなあ、と再確認。

奇抜な衣装も見どころの一つ。山本寛斎も衣装を提供していると聞いたことがありますが、んまあ、こんな衣装一体誰が着るの!ってなくらい、キテレツもキテレツ。トップはパフスリーブの真っ白なブラウス、なのにボトムはまるでふんどし!で、素足に真っ白な膝丈のロンドンブーツですからね。ぶっとびまくりです。宇宙人が歌う「スペース・オディティ」は、観る者を遙か宇宙の彼方へ誘います。まるで、ドラッグにやられたように、虚ろな目の女の子たち。そりゃ、そうでしょう。今まさに観客たちは、さながら宇宙空間を漂っているような感覚にどっぷり浸っているんですもの。日本にも、ビジュアル系バンドなんてものがありますが、やはり足下にも及びませんね。本当のスターとは、こういう人のことです。
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by galarina | 2008-02-19 22:09 | 映画(さ行)