「カーサ・ガラリーナ」にお引っ越ししました


by galarina
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シカゴ

2003年/アメリカ 監督/ロブ・マーシャル

「ナイスバディに酔う」

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俳優の惜しみない努力を当然と見るハリウッドに感服。それはもちろん、キャサリン・ゼタ・ジョーンズとレニー・ゼルウィガー、ご両人のこと。役作りのためにサーフィン習いました、とか、病院実習行きました、なんてのが子どもの戯れ言に聞こえる。いや、それはもちろん努力しないよりした方がいいに決まっているのだけれどね。キャサリンの見事な開脚、レニーのお尻ぷりっぷりのキャットウォーク。一体、彼女たちはどれほどの努力をしたのでしょうか。見上げたプロ根性です。そして、脇を固める超ナイスバディなダンサーたち。女のアタシもクラックラ来ちゃいました。

「ドリーム・ガールズ」のビル・コンドンが脚本担当ですが、やはりこの人は通常の演技の部分とミュージカルシーンの境目、つまり歌への導入部分が実にスムーズに行くよう配慮しているのだというのがよくわかる。よって、私のようなミュージカル嫌いでも存分に楽しめる。ミュージカルの何がイヤって、突然歌い出すあの感じなの。でも、ストーリー全体の流れからミュージカルシーンが浮いてない。流れを大事にした上で、もっともっとスピード感を出そうと試みたのが「ドリーム・ガールズ」なんでしょう。しかし、冒頭においては「シカゴ」の勝ち。遅れてきた主役キャサリン・ゼタ・ジョーンズが楽屋で慌ただしく衣装を身につけ、手に付いた血を拭いて、いきなりセクシーなダンスで舞台に登場。歌い終わると、即殺人犯で刑務所送り。ぼーっとしてると置いてけぼりをくらいそうな実に鮮やかなプロローグです。

「シカゴ」は文字通りシカゴ、「ドリーム・ガールズ」はデトロイト、そしてただ今公開中の「ヘアスプレー」はボルチモア。昨今のアメリカのミュージカルムービーは、地方都市らしさというのを存分に映し出しているのが特徴。「シカゴ」では禁酒法の話題はちらっとしか登場しないけど、むせかえるタバコの煙に包まれたキャバレーとショーガールたちのエロティックなコスチュームから、時代の空気がぷんぷん匂う。セットや小道具など、当時を彷彿させるこれぞプロ!と呼ぶべき作り込みもまた、観客を物語へぐいぐい引き込む大きな要因になっているのは間違いないだろうと思う。
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by galarina | 2007-11-11 16:33 | 映画(さ行)