「カーサ・ガラリーナ」にお引っ越ししました


by galarina
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もしも昨日が選べたら

2006年/アメリカ 監督/フランク・コラチ

「いらん下ネタが多すぎる」

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本作、確かミニシアターでかかっていたのを覚えていてついレンタルしてしまった。割と名画座的な雰囲気を持つ映画館だったもので、そういう趣もあるのかと思いきや、エライ違いでガッカリ。おそらく最近、ミニシアター系でかかる作品までもがシネコンで上映されてしまうため、ミニシアターはシネコンから「漏れた」作品を上映しているんだと思う。日本での上映そのものが見送られる作品も多くなってきていると言うし、映画館の二極化構造は最終的には上映できる映画の受け皿を減らすだけだよね。とまあ、そんな話はさておき。

これ、邦題が全く作品内容と合ってない。もしももへったくれもなく、昨日なんて選べません。自分の人生を早送りしたり、巻き戻って見ることができる、ということ。つまり本人は傍観者であり、選択するということは全くない。どうなのよ、このタイトル付けた人。

前半、退屈で、退屈で困りました。主人公自身が仕事一筋で家庭を顧みないって設定ですけれども、それなりに仕事で成功しているし、あんなに美人の奥さんもいるし、別に不満なんかないじゃん!と思ってしまいました。明日の朝まで仕上げなければならないプランがあるなら、家族はキャンプなんぞ我慢するべきでしょうと、逆に思ってしまいましたよ。しかも、寝具売り場に入ったところで、オチがわかってしまった私。このまま見続けるのか、とつらかったです。

それがラスト30分あたりから、両親のエピソードが絡んできて、ようやく面白くなりました。はあ、良かった。このマイケルという男には何も共感できませんけど、親子の繋がりという普遍的なテーマを見せられてようやく物語のテーマが迫ってきました。今を大切に生きること、自分の周りの人を大事にすること。でもねー、最終的に自動制御状態だったマイケルは孤独な老年になっているんですが、周りの家族はそんなには不幸ではないですよ。だから、急にみんなにやさしくなるってのもえらい自己中心的な男だなあ。と、いろいろひっかかりはあるのですが、まあ堅いことは言わずに気軽に見るコメディってことで許すとしますか。

それより気になるのは、いらん下ネタが多いってこと。コメディだから笑わせたいのはわかるけど、ちょっとそれを下ネタに頼りすぎ。子供と一緒に見たいとは言わないけど、女性が男性と一緒に見てこの下ネタシーンでガハハと笑えるかと言うと、どうでしょう。少なくとも一連の犬ネタには閉口。やはり同じ下ネタでもイギリスのコメディなど、クスリと笑える程度の方が上品でよろしい。やっぱ、私にはアメリカンホームコメディタッチが合わない、ということがつくづくわかりました。
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by galarina | 2007-08-05 22:50 | 映画(ま行)