「カーサ・ガラリーナ」にお引っ越ししました


by galarina
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

男たちのかいた絵

1996年/日本 監督/伊藤秀裕

「ひと粒で二度おいしい」
c0076382_15512255.jpg
ピアノの調律師で心優しい杉夫とヤクザで暴力的な松夫、二つの人格に悩まされる男を豊川悦司が演じる。

この映画は豊川悦司ファンには「一粒で二度おいしい映画」。杉夫はいつも優しく微笑み、ささやくような声で話しかける。かたや、松夫はワイルドでセックスアピールも満点。どっちを演じてもステキなトヨエツが1本の作品で見られるんですもん!1996年の作品ですが、前年の1995年に「愛くれ」と「Love Letter」に出演。まさに「トヨエツ」というキャラクターが一気に人気になった頃かな、と思う。しかし、今作はその「トヨエツ」という流行キャラではなく、演技派俳優としての豊川悦司を見せたくて出演したのかな、と言う気がする。

その理由のひとつは「二重人格者」という難役に挑んでいるということ。もちろん、二重人格と言えば、人格の入れ替わりシーンが見所になるのは当然。今作でも、杉夫と松夫が入れ替わる瞬間は、何度か出てくるけど、なかなか面白い演技をしている。特に杉夫→松夫の変化は、目つきの鋭さが別人のようになる。また、別のシーンになって、一体どっちだろ?という場面でも、その佇まいでどちらの人格かすぐにわかる。

故・神代辰巳監督が企画していたという映画だけに、ヤクザ、情婦、ジャズといった昔懐かしいロマンポルノのぬるーいテイストでいっぱい。そういう点では、今見ると確かに古くさい部分は多い。なんせ高橋恵子が演歌歌手のドサ周りだけど、ほんとはジャズ歌手志望って設定ですから、ちょっと引いてしまいます。

しかし、豊川悦司という俳優のルーツを辿るには欠かせない1本には間違いありません。なんせ濃厚な濡れ場もふんだんにありますもん。そうそう!現在放映中のキンチョールのCM…。笑っちゃいましたねぇ。でも、大阪弁をしゃべる彼って、結構好きなの。あれはあれで、なかなかええんちゃいます?
[PR]
by galarina | 2007-04-11 23:19 | 映画(あ行)