「カーサ・ガラリーナ」にお引っ越ししました


by galarina
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ノッティングヒルの恋人

1999年/アメリカ 監督/ロジャー・ミッシェル
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ヒュー・グラントが絡んだラブ・ストーリーって、結局どれもこれも似たようなもん。この作品にしたって、別段物語の起伏がそうそうあるわけでもなし、ましてやどんでん返しがあるわけでもなし。だけども、王道のラブストーリーものの中では、私は結構この作品が好きだったりする。何度観ても飽きない。

それは、おそらくヒュー・グラントとジュリア・ロバーツという二大スターの個性が存分に発揮されているからなんだろう。ヒュー・グラントは、本屋で働く内気なイギリス人。ジュリア・ロバーツは、ちょっとドジで気さくな女優。これって、まんまふたりのイメージそのものだよね。キャラクター設定には、なんのひねりもない。でも、この安心感がいいんだな。

ヒュー・グラントを取り巻く友人たちとのコミカルなやりとりは、イギリスのコメディ映画っぽい雰囲気。特にひょうきんな同居人とヒュー・グラントの堅物さがいいコントラスト。友人がハリウッド女優と付き合ってるなんて、普通もっと驚きのリアクションのはずなんだろうけど、案外周りの反応が普通で、そのあたりもイギリスっぽいんだな。

つまり、設定が仰々しい割には、周りの人々はごく普通のカップルを見守っているような対応で、このあたりの落ち着き加減が安心して見られる由縁なんだろう。ハリウッドテイストの作品ならば、女優と一般人の恋愛って、きっとドタバタコメディにしたと思う。で、そのドタバタ具合って一回見たら飽きてしまうテイストなんだよね。

ジュリア・ロバーツもすごい普通の恋する女で、妙にはりきったり、すかしたりしてないのがすごく好感が持てる。女優としての私より、ひとりの女性として私を見て欲しいという素直な気持ちがよく出ている。何か障害があって、最終的には結ばれるってラストはやっぱウキウキしてしまう。尻込みしていた男がようやくやる気になって、という展開もイライラしそうでこれまたしない。このあたりは、ダメ男ヒュー・グラントの優しさが何だか憎めないから。

「モーリス」からこの子カッコイイ!って目をつけてたヒュー・グラントだけど、まさかこんなに安定したラブコメ俳優になるなんて、あの時は思ってもみなかったな。
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by galarina | 2006-11-22 23:07 | 映画(な行)