「カーサ・ガラリーナ」にお引っ越ししました


by galarina
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リメイク「犬神家の一族」

市川崑監督の金田一シリーズがむちゃくちゃ好き。もちろんTBSでやってた古谷一行の金田一シリーズも見てた。当時私は小学生でほんとに見終わってから怖くて眠れなかった。子供ながらに横溝作品の得も言われぬもの悲しさ、みたいなのはしっかり感じ取ってたな。

私が映画で惹きつけられたのは何と言っても市川崑監督が創り出す「様式美」。襖や障子と言った日本家屋の美しさとか、大広間にきれいな着物をきた女性がずらりを並んで座ってる映像とか。映画自体はもう今から30年も前になるけど、都会っ子の私には、そんな日本の田舎の民家、特にお屋敷と言われるような大きな日本家屋の景色は、どこか遠い異国の景色にすら思えた。あと、クレジットの処理ね。太文字で役者やスタッフの名前が入るの。あれもインパクト大きかったなあ。

本家とか分家とか人物関係もややこしくてさ、現代日本人には何のことか全くわかんない。金田一と一緒に私も家系図書いて見直しましたよ。あと、やっぱり役者さんたちのキャラがすごい立ってる。女性スターが犯人役なんてのは、当時考えられないことだったみたいで、高峰三枝子に承諾してもらうのもたいへんだったらしい。

女の業とか跡継ぎ問題とか横溝作品には、日本特有のじめじめした怨念がつきまとう。家族や兄弟間の同衾など、今考えてもタブーがいっぱいあって、これらの人には言えない秘め事がおどろおどろしい殺人事件と結びつき合って独自のムードを作り上げていた。そんな金田一シリーズがリメイクされる。

正直、私は今回のリメイクには全く期待していない。市川崑×石坂金田一という組み合わせは前作のリメイクではなくリピートを意味する。リピートに新しい発見があるとは到底思えない。同じことをなぞらえて、あの時以上の感動があるわけがないから、今回のリメイクは私個人としてはローリング・ストーンズの来日や、サディスティック・ミカバンドの再結成を喜ぶのと同じ気持ちで迎えようと思う。そこにあるだけで、ありがたい。

とか、なんとかごちゃごちゃ言ってるのも何とか楽しみたいファンの切実な気持ちでね。
あんまり期待しすぎてがっくりしたくないの。だって、絶対見に行くんだもん。
でも、前売り買ったらついてくるのが「スケキヨ君ストラップ」っておいおい。
やっぱ期待できねえー。
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by galarina | 2006-10-02 18:54 | 映画雑感