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by galarina
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2001年/日本 監督/行定勲

「血沸き立つ」
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窪塚洋介、最高の演技だね。これは見て本当に良かった。山崎努と大竹しのぶという脇を固める役者がうまいから、映画全体の底上げがなされていて、こりゃ完璧。行定監督の最高傑作。こんなの作っちゃったら、もうこれ以上のは作れないんじゃないのかな?と思わせてしまうほど。

窪塚洋介のあの下から睨む眼、柴崎コウでなくとも、全ての女がゾクゾクするね。ああいう、ぎらついた眼ができる役者はそうそういない。自分のアイデンティティーのことやら、イラク戦争のことやら映画の完成記者会見で熱弁している窪塚くんを見るに、もともと彼はそういう「思想」というものに対する感性はあったのだろうけど、この映画を通してますますそれが深みにはまっていったように思う。でも、そういうことを熱弁する窪塚くん、私は好きだな。

脚本も、いいなあ。クドカンってこんなに硬派な話、ちゃんと書けるんだと思った。ぐさぐさ来るセリフがいっぱいあったよ。しかも、結構笑えるシーンもいっぱいあって、テーマの重さと緩急付けて一気に見せてくれる。タクシードライバー役の大杉連、先輩役の山本太郎、このあたりの絡みは絶妙だね。クラブでの柴崎コウと窪塚くんの出会いのシーンで、バックに落語が流れてくるセンスこそ、これぞクドカン!

それにしても自分でも持てあますほどの、ほとばしるエネルギーが、がんがん伝わってくる。観ている方も芯から熱くなった。「俺は何人だ!」と叫びながら、校庭に入ってくるシーン。最高。こんなセリフを自分のものにできる役者、窪塚洋介をもっと観たい。山崎努が添え物に見えたよ。窪塚くん!アンタはもっと映画に出なきゃ、ダメだ!

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by galarina | 2006-07-23 18:06 | 映画(か行)